徒然なる記録

鬱と共存している30代男の独り言

海辺の国境を越えてねじまき鳥が生息する森で田崎つくるは世界の終わりを救えるか

タイトルに全く意味はありません(笑


期間限定のようだけど、はてなブログ村上春樹の特設ページが開設されています。まだちょこっと読んだだけだけど、ぶっちゃけそんなに面白い企画だとは思えないけど、まぁ見ちゃいますね。村上春樹となると。

僕は「ハルキスト」と呼ばれる人たちほど熱狂的に好きなわけではないけど、ここ2、3年意識して村上作品をちょこちょこ読んでいます。

きっかけは大学時代に知り合った留学生との会話でした。彼女は日本文化に興味を持ち、憧れ、日本で留学をしていた北欧の女性でした。茶道部に所属しながら華道も学び、空手だか柔道だか忘れたけど日本の武道もやっていた日本大好きスーパーウーマンでした。

ある日、お互いの趣味の話になり、共通の趣味であった「読書」の話に花が咲きました。その時彼女に「ハルキ・ムラカミの作品では何が好き?」と質問され、それまで村上春樹を読んだことがなかった僕は「彼の作品は読んだことがないんだ」と答えると「読書好きな日本人でハルキ・ムラカミを読んでない人なんているの?!」と驚かれました。読書が趣味と言っておきながら、世界一有名な自国の作家の作品を1つも読んでいないのは、彼女にとって驚きだったようです。彼女の話だとヨーロッパのどこの国でも村上作品は翻訳され、書店の目立つところに置かれているそうです。毎年ノーベル文学賞の候補に挙がるほどの人物ですから(本人は迷惑らしいけど笑)、当たり前なのかもしれませんが、外国人である彼女に改めて言われて村上春樹の名声の高さに驚きました。
「私が日本文化や日本語を勉強している理由の1つは原文でハルキ・ムラカミを読むためよ」とも言っていました。
しかし、何故村上春樹は世界中の人たちを魅了し、彼らは村上春樹を讃えるのか。僕にはさっぱりわかりませんでした。

それを自分なりに得心するには、まずは読んでみないことには始まらない。
それがきっかけで僕は村上作品を読み始めました。

本来は著者の歴史を知る上でも発表された作品を時系列に沿って読んでいけばいいのかもしれないけど、そこまで本格的に村上研究をするわけでもないので書店で眺めていて目に留まったものから読み始めました。
まだまだほんの一部ですが、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『国境の南、太陽の西』『ねじまき鳥クロニクル全3部』『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』を読了し、現在は『海辺のカフカ』を読んでいる最中で、何となく有名どころから読んでいます。

今のところ自分なりの解答の端緒さえ掴めておりませんが、恐らくこのまま読み続けて数年数十年後には納得の行く答えを見つけることになるでしょう。
その時にはここで報告することにします。

それまでさらばだ!!(唐突


(終)